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紅魔館で学ぶ組織論の基礎(第1部)

目次
1.挨拶
2.組織論って何?
3.組織論を学んでうれしいこと
4.本編

 第1節 : テイラーの科学的管理法

 第2節 : ファヨールと管理過程論

 第3節 : ヴェーバーの官僚制

5.申し訳程度の解説

6.参考文献

 

1.挨拶
こんにちは、今年度からアドベントカレンダー企画を主導させていただくことになりました、かてごりです。普段はTwitterで気持ちの悪いツイートを生産する悲しいマシーンと化している私ですが、たまにはまともな文章を書こうということで、この文章を書かせていただいております。
さて、今回の記事のタイトルは「紅魔館で学ぶ組織論の基礎」です。本編に入る前に、組織論って何?といった基礎的な部分から話を進めていきましょう。

2.組織論って何?

組織論(そしきろん)は、社会科学上の組織を研究する学問。組織科学ともいう。

  (wikipediaより引用)

簡潔に述べますと、組織論とは「組織の内部、及び組織同士の関係性について研究する分野」といえるでしょう。あれ、wikipediaと同じことを繰り返してる?俺は環○相?
以上の説明でも雰囲気は分かっていただけたと思いますが、くだけた言葉でも説明しておくと、組織論とは「良い商品を作って、マーケティングにも力をいれているにも関わらず、会社の業績がイマイチだな……もしかして"組織の形態"に問題があるのではないか」と問を発する学問です。
(非常に不正確な表現ですが、悪しからず)

 

3.組織論を学んでうれしいこと
私がぱっと思いつくものに限っても以下のような「うれしいこと」があります。
⑴組織をどうやって成立させるかがわかる
⑵組織をどうやって維持させるかがわかる
⑶人に行動を促す方法がわかる
⑷ある企業が成功するか、失敗するかを推測しやすくなる(?)

以上のように「うれしいこと」がたくさん存在するのですが、勿論私個人としてこの分野に疑念を持っている部分もあります、例えば
⑴自然科学と比べて実証的ではない
→正直仕方ない
⑵きちんと定義されないまま使われている言葉がある
ex : コースがいう「取引コスト」
マルクス経済学の焼き直しでは?と言いたくなる部分がある
ex : トンプソンの「緩衝化」の議論

と以上のような項目が挙げられるわけですが、実際学んでいて楽しい分野ではありますし「うれしいこと」で挙げたような項目に魅力を感じませんか?私は感じます。
そんな組織論の魅力に惹かれたレミリアが、紅魔館の統制に奮闘する様子を見ていきましょう。

4.本編

※口調等における解釈違いを気になさる御方は読まれることを避けたほうが良いかもしれません(小声)

※筆者はTwitter以外で書くような文章を書きなれていません。文章自体も、三人称視点からの表現も下手くそです

※筆者の知識は量、理解度共に大したものではありません、不正確な記述を大目に見てもらえると嬉しいです

______________________________________________________________

 

これは、ある年の晩秋、妖怪の山の麓に存在する紅い紅い館で起こった事件……といえば大げさであるような、ちょっとした出来事である。

レミリア「咲夜!靴下がないわ!両方セットで揃った靴下がないの!」

咲夜「洗濯をさぼりがちな大学生みたいなセリフですね、お嬢様。洗濯なら妖精メイドが行っている筈ですが……彼女たちに洗濯物の所在を聞いてきます」

~数分後~

咲夜「妖精メイドがサボって洗濯を後回しにした結果、まだ靴下が生乾きのようです。お嬢様、如何なさいましょう」

レミリア「洗濯物ならフランにレーヴァテインで乾かしてもらえば良いのだけれど……妖精メイド達には呆れたわ。私のカリスマ性を感じながらもサボってしまうなんて、なんて怠惰な子達なのかしら、まるでこの文章の筆者だわ、ちなみに筆者は靴下の左右の柄が揃うことのほうが珍しいわ。奴が前『俺の靴下が15セット存在するとき、ランダムに靴下を選んだ場合約1カ月に1度しか柄は揃わないよな?(靴下のセット数は一定に保たれることとする)』等と意味不明な戯言を叫んでいたことを想起させるわ」

咲夜「筆者の話は聞かなかったことにしておきますが、妖精メイド達の再統制が必要かもしれませんね、ここはメイド長として私が何とかいたしますわ」

レミリア「いいえ、ここは私に任せなさい。紅魔館の主として何とかしてみせるわ」

咲夜「承知しました、妹様には乾燥機の働きをしてもらうよう私から頼んでおきます」

レミリア「そうね、宜しく頼んだわ」

~フランちゃんがレーヴァテインで洗濯物を乾かし、レミリアは図書館へ向かいます~

レミリア「足が冷えるわ、この図書館は寒いのよね、靴下無し冷え性には辛いわ」

パチュリー「あら、珍しいわねレミィ。吸血鬼の間では裸足が流行っているのかしら?」

レミリア「貴方吸血鬼をバカにしてるでしょ、まあいいわ。少し本を借りるわよ」

ぶつぶつとレミリアは文句を垂れつつも要件を伝えた。

パチュリー「いいわよ、この図書館の本はキノコ好きの魔法使い以外には貸し出すようにしているもの」

レミリアは役に立ちそうな本を図書館中で探し回るが、中々見つからない。暫く探し回った後、諦めがついたようでレミリアパチュリーに教えを乞うことにした。

レミリア「ねぇ、パチェ。多くの部下を管理するのに役立つ本はないかしら?カリスマブレイクとか言ったらマイスタ撃つわよ」

パチュリ―「そうね、具体的な図書名を提示することは出来ないけれど、組織論を学ぶといいかもしれないわね。組織論について書かれた本は私から見て一番左の棚の、奥のほうにあるわ」

レミリア「ありがとう、パチェ(カリスマブレイクについて言及して欲しかったなあ)」

レミリアパチュリーに礼を言いつつ、指定された棚を目指す。それらしき本が集まった箇所へ到着すると、役に立ちそうなものを物色し、自室へ持ち帰った。

このときレミリアが持ち帰ったのは3冊で、内訳は①テイラーの科学的管理法に関するもの ②ファヨールの管理過程論に関するもの ③ヴェーバーの官僚制に関するものである。

レミリアが読書をしています、偉い!かわいい!~

第1節 : テイラーの科学的管理法

レミリア「ふぅ……読み終わったわ。中々骨太な内容だったわね、普段は香霖堂から取り寄せた週刊少年ジャンプしかよんでいないから文章読解力が下がっているわ。鬼○の刃が面白すぎるのが悪いんだわ。鬼○の刃の作者を訴えようかしら」

吸血鬼が鬼退治の漫画を読んで楽しんでいることについてツッコミをいれるといったことは、賢明な読者の皆様ならしないだろう。何はともあれレミリアは組織改革への鍵を手に入れたのだ。

レミリア「咲夜、比較的優秀な妖精メイドを連れてきて、その後貴方が普段行っている業務の遂行方法を学ばせなさい」

 咲夜「承知しました」

〜少女訓練中〜

咲夜「お嬢様、妖精メイド3体にそれぞれ洗濯、料理、掃除の効率的な遂行方法を学ばせました」

レミリア「ご苦労様、咲夜。あなたが訓練した3体をそれぞれ『洗濯長』『料理長』『掃除長』に指名、任命するわ。そしてそれら3体を束ねるのが貴方の役目よ」

咲夜「かしこまりました。他に私が行うことはございますか?」

レミリア「妖精メイド達を全員庭に集めてくれる?集合が完了したら私から話すことがあるの」

咲夜「承知しました、今すぐ庭に妖精メイド達を集合させます」

咲夜が妖精メイド達に声をかけている間、レミリアマーティン・ルーサー・キング

ジュニアの如く演説のカンペを校正していた。かわいいね。

咲夜「お嬢様、妖精メイド達を集め終わりました。お話をお願いいたします」

レミリア「えー、ごほん。私の手に握られているものは何かわかるかしら?妖精メイド達」

妖精メイド達がざわつく、なんせ無理もない。レミリアの手に握られていたのは何とも形容し難い、黒い固形物だったのだから。

レミリア「これは私の靴下よ、フランがレーヴァテインの出力を誤った結果、このザマよ。何故レーヴァテインで靴下を焼かれたのかって?それはあなた達が洗濯をサボった結果靴下が生乾きで、フランを乾燥機代わりに使ったからよ……

分かるかしら、この屈辱を、絶望を……あなた達に対する私の信頼度は地霊殿の海抜よりも低いわ、そこであなた達にノルマを課すことにしたの」

妖精たちがまたざわつくが、それも当然である。今の今まで鴨バイトと化していた紅魔館での労働が、ブラックバイトへと変貌を遂げるかもしれないのだから。

レミリア「ノルマの基準は手元の資料を参考にして頂戴?ちなみにノルマを達成できれば美鈴の給料の1.5倍、達成できなかった場合は0.7倍とするわ。話は以上よ」

妖精に混ざって話を傍聴していた中華風の女の顔色は悪くなったが、妖精たちから主だった反論が無かったので、レミリアの組織改革演説は無事終了したのだった。

第2節 : ファヨールと管理過程論

妖精メイド達は以前に比べるとまだまともに働いているようだったが、レミリアは未だに満足のいく結果が出ていないような、不満げな面持ちを浮かべている。

レミリア「咲夜が妖精メイドの職長を指導して、職長は他の妖精の監視を怠っていないわね、給与の計算はパチュリー(税理士)がしてくれているわ。最近スキマ妖怪が所得税率を上げたようだけれど、そのことにもしっかりと対応しているしね……あれ??私の役割って何??」

レミリアはうるうると目に涙を浮かべながら部屋を見渡す、そうすると涙でゆがんだ視界の端にある本が映った。

レミリア「管理……過程論?そうよ!私の役割は屋敷全体を管理することだわ!この『管理過程論』とやらについてもマスターしてやるわ!」

~吸血鬼読書中~

 レミリア「ふぅ……中々面白かったわね、BLE○CHの破面編には遠く及ばないけどね。さて、学んだことの中で私が実践できることをまとめようかしら」

🦇レミリアメモ🦇

①紅魔館の周辺環境を予測する

②咲夜(メイド長)、パチュリー(会計)、美鈴(門番)、フラン(妹)を含めた紅魔館メンバー全体を組織として統制する

※部門内の妖精メイド達を管理することは咲夜やパチュリーといった部門長の仕事

③各部門で問題が起こった場合は私に報告させるように決め、各部門長と話し合いの後決定事項を「私が」命令する

🦇終わり🦇

 レミリア「だいぶ大雑把にまとめてみたけれど、こんなものかしら?さて咲夜たちにこのことを伝えて実務に活かしていくわよ!」

~数週間後~

レミリア「だいぶ私の仕事も増えたし、紅魔館の運営も安定してきたわ。さすが私ね。そういえば新たに働きたいと申し出てきたノラ妖精たちが居た気がするし、今度面接でも行ってみようかしら」

~面接当日~

チルノ「あたいの番ね!よろしくおねがいしまーす!」

レミリア「早速変な奴が来たわね……あなたの長所と短所を教えて頂戴?」

チルノ「長所は最強なところ!短所は強すぎるところ!」

レミリア「(ああ……こいつダメだわ)分かったわ。次、よろしく」

レミリアは溜息をつきながら次の志願者に入室を促す。

大妖精「あっ……あたしの番ですか?よろしくお願いします」

レミリア「(まともそうなのが来たわね)あなたの長所と短所を教えて頂戴?」

大妖精「えっと……長所は真面目なところで、短所は少し気弱なところです」

レミリアは暫し考え込んだ後、結論を下した。

レミリア「うん、確かに気弱なところはありそうだけれど、立ち居振る舞いから真面目であることは伝わってきたわ。明日から咲夜の下で働きなさい」

大妖精はパァっと顔を輝かせ、その場でお辞儀した。

大妖精「ありがとうございます!一生懸命働きます!」

こうして紅魔館改革開始以来、初の新人メイドが加わったのだった。

~数日後~

レミリア「咲夜、前新しく採用した新人妖精メイドの働きぶりはどうかしら?」

レミリアは咲夜に紅茶のおかわりを求めつつ、首を傾げた。

咲夜「一生懸命働いてはいるんですけれども、中々仕事の要領を得ないようです。私やベテラン妖精メイドが指導してあげたいところなのですが、皆自身のノルマを達成したいので、中々新人の指導に時間を充てられていません」

咲夜は困り果てた顔つきのまま、カップに紅茶を淹れる。するとレミリアは急に立ち上がり、零れた紅茶には気も留めず、本棚の一角にある本を目指して歩き始めた。

第3節 : ヴェーバーの官僚制

レミリア「そうよ、この本には効率的な組織の形態について書かれていたわ!咲夜、少し一人にして頂戴!」

咲夜「承知しました、お嬢様。では私は退出いたします」

咲夜はレミリアに一礼すると、レミリアの自室から退出した。

レミリア「さて、善は急げ、だわ。早く勉強を終わらせて新米妖精メイドを助けてやらないと。館内の問題解決に当たるのは当主として当然よね」

~吸血鬼読書中~

レミリア「難しい本を読むことにも大分慣れてきたわね、今の私なHU○TER×HU○TERの王位継承戦も理解できる気がするわ」

咲夜「王位継承戦のストーリーを理解できれば是非私にも教えてほしいです、お嬢様。ところで、役に立ちそうな情報はその本の中にありましたか?」

レミリア「ええ、すぐに問題は解決するはずよ、このメモを見て頂戴

🦇レミリアメモ🦇

官僚制の特徴

①職務の専門化・分業化

ヒエラルキーの形成

➂規則・規定の確立

④非個人化、つまり規則・規定を遵守しつつ職務を遂行するような人材の育成

⑤職務の遂行は文書によって行われ、文書によって記録・補完される文書主義

⑥専業的な資格に基づいた採用と労働者の保護、加えて年功・業績による昇給制度
🦇終わり🦇

咲夜「中々難解な内容ですが、どのように問題を解決するおつもりで?」

レミリア「③と④と⑤に注目して欲しいわ、つまり規則を決めて、それを文書という形で誰が見ても理解できるような形にして、そして最後に組織全体へ浸透させればいいの。悪いけれど咲夜にはマニュアルの作成にあたってもらうわよ」

咲夜「なるほど、マニュアルを作成して新米妖精メイドにも業務内容を理解してもらおうということですね。素晴らしい案です。責任をもって私がマニュアルを作成いたしましょう」

咲夜は納得した様子で頷き、マニュアル作成に取り掛かることとした。

~メイド長マニュアル作成中、時を止めて作っています~

咲夜「お嬢様、マニュアルが完成いたしました。これより、妖精メイド達にマニュアルを頒布してきます」

レミリア「ご苦労だったわね、咲夜、一つ注意点があるわ。勿論マニュアルの作成者は咲夜ということでいいのだけれど、命令の発信元は私ということにして頂戴」

咲夜「承知しました。命令の出元は一元化したほうが良いですからね(第2節 : ファヨールの管理過程論 における『レミリアメモ』参照)」

レミリア「あら咲夜、よく知っているじゃない。流石紅魔館のメイド長といったところね」

咲夜「身に余る言葉を有難うございます、では妖精メイド達にマニュアルを配布してきますね」

咲夜は笑顔を見せたままレミリアのもとを去り、妖精メイド達の元へ向かった。

~数か月後~

レミリアは紅魔館の効率的な運営のため様々な策を講じましたが、その結果は如何なるものとなったのでしょうか……?

レミリア「確かに紅魔館の運営は前よりずっとずっと効率的になったわ!!でもね……でも……夕飯の内容が一週間サイクルで代り映えしないのはだめだわ!!毎週月曜日の夜はオムレツで、火曜日はカツカレー、水曜日はステーキ、木曜日はスパゲッティ、金曜日は親子丼で土曜日は和食セット、そして日曜日はキムチ鍋よ!!もう毎日のメニューが何だか暗記しちゃっていて気が狂いそうだわ!!私はふりかけご飯しか作れないし……どうすればいいのよ!!」

そう、業務を完全にマニュアル化した結果、代り映えのしないメニューに対し、レミリアがついにキレてしまったのだ!!

この紅魔館を根底から揺るがす深刻な問題に、レミリアは果たしてどう向き合っていくのだろうか!?

(第2部へ続く)

 

5.申し訳程度の解説

今回の文章では、レミリアの苦心を通して

 第1節 にて テイラーの科学的管理法
 第2節 にて ファヨールの管理過程論
 第3節 にて ヴェーバーの官僚制

を紹介させていただきました。では、それぞれのテーマについて簡単にまとめてみましょう。

テイラーの科学的管理法

特徴として挙げられる項目は

➀課業管理(咲夜が比較的優秀な妖精メイドに業務遂行方法を教える)

➁差別的出来高給制度(レミリアが演説でノルマを設定した)

➂ファンクショナル組織(この部分は文章内で表現しきれていませんが、レミリアが紅魔館の構成員に役割を与えて、階層構造を作っていったことと対応します。詳しく知りたい人はGoogle先生に頼りましょう)

ファヨールと管理過程論

ファヨールは企業が行う職能を6つに分け、そのうちの一つである「管理的職能」に注目しました。この管理的職能こそレミリアが行うべきものだと本文では述べましたね。

ちなみに管理的職能は

➀予測すること(計画を立てる)

➁組織すること

➂命令すること

④調整すること(すべての活動の調和)

⑤統制すること

に分けられます(PDCAサイクルの元ネタです)

パチュリーも咲夜も単体では超優秀なわけです、そこで彼女たちの活動を調和、統合させることが重要になってくるのだとすると、レミリアの主な役目は④調整すること(すべての活動の調和)となりそうですね。

ちなみにファヨールは14個にも及ぶ管理原則を示しており、それは次のようなものです。

➀分業
➁権威と責任
命令する権限と、それに伴う責任
➂規律
④命令の統一(一元化)
特定の業務の担当者は、必ず単一の管理者の指揮命令を受けるべき、とする原則。
⑤指揮の統一
目的をもった組織は、1人の管理者の下、1つの計画の下に業務遂行すべき、とする原則。
⑥個人利益の全体利益への従属
企業全体の利益は個人の利益よりも優先する
⑦公正な従業員報酬
⑧集権
環境に応じ、許される限り(程度)において管理者に権限を集中すべき、とする原則。
⑨階層組織
権限と階層の構築
⑩秩序
適材適所の確保
⑪公正
⑫従業員の安定
技能の習得には時間がかかるので、長い目で見守り、頻繁な人事異動は控えるべき、とする原則。
⑬創意(イニシアティブ)
計画を立案し、実行すること。組織のすべての階層にその自由を与えることで、士気を高める。
⑭従業員の団結

   (Wikipediaより引用)

以上のように管理原則は多数の項目に分かれているわけですが、これをすべて守れというわけでなく、上に挙げたような項目については柔軟に使用すべきだ、というのがファヨールの言わんとするところみたいです。

 

ヴェーバーの官僚制

レミリアメモにほぼ特徴がまとめられています、レミリアお嬢様は優秀ですね。

問題点としては、組織メンバー(妖精メイド)が保身のためマニュアルを重視しすぎるあまり、クライアント(レミリア)との間で摩擦が生じるというものがあります。

4.本編のラストシーンがその「摩擦」を表現したシーンとなります。

 

ではまた12/25の記事で会いましょう!

 

6.参考文献

『よくわかる経営管理

(出版 : ミネルヴァ書房 編著 : 高橋 伸夫 )

組織論 - Wikipedia

アンリ・ファヨール - Wikipedia